行者にんにくは、地方ごとに違う名前で、アイヌ民族の人たちが昔から薬草として食べていた食材です。ここでは、行者にんにくの健康効果、独特のにおい、食べ方を紹介しています。
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行者にんにくは北海道では「アイヌネギ」とも呼ばれています。このことからもわかるように、行者にんにくはアイヌ民族の人たちが昔から薬草として食べるなど、大切に用いられてきました。
行者にんにくという名前は牧野富太郎さんがつけた名前で、修行中の行者たちが強壮薬として食べていたというのがその名前の由来だそうです。また行者にんにくは地域ごとに、 ヒトビロ・キトピロ・ヒトビル・ヤマビルなどいろいろな名前で呼ばれています。
行者にんにくはユリ科ネギ属の多年草です。 涼しい気候の地域にしか生えない植物で、北海道が国内で最大の自生地と言われています。行者にんにくの収穫の時期は4月下旬〜5月いっぱいにかけての短い期間のみだということに加え、成長がかなり遅く一度収穫すると三年は採れないので、年々収穫量が減少しています。そのため、行者にんにくは今や貴重な食材です。
行者にんにくはビタミンが多く、 疲労回復、食欲増進、生活習慣病予防など、非常に健康に良い食べ物です。行者にんにくは滋養強壮に効果があり、加工してもその効能が変わらないことから昔から醤油漬けにして保存し一年中食べられてきました。
またしょうゆ漬けの他にも、行者にんにくの食べ方には、炒め物やおひたし、てんぷらなど色々な食べ方があります。中でも「ジンギスカン」に入れると非常においしいと最近ではちょっとしたブームにもなっているようです。
「行者にんにく」の名のとおり、にんにくに似た匂いは、一度食べると丸一日は抜けないくらいの強烈な匂いです。けれど、その歯ごたえ、風味は匂いを忘れてしまうほどなので、様々な食べ方を試してみてはいかがでしょうか。
にんにくは、新陳代謝、血液循環の促進などに優れ、にんにくの摂取によって 強状作用、疲労回復、体力維持の効果がみられると言われている。にんにくはビタミンB1、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、リン、カルシウム、マグネシウム、鉄分、銅、亜鉛などのミネラルがたっぷり含まれている。
特に、にんにくを切ったり潰したりしてアイリンとアリナーゼという酵素が反応した時に発生するアリシンという成分が、にんにくのもつあのにおいの元であるのだが、これが抗菌効果や抗ウイルス作用が強力であるといわれる。アリシンは体内でビタミンB1と結びついてアリチアミンという物質になり、ビタミンB1の吸収を促進させるので、スタミナ補給や疲労回復に役立つ。さらに、にんにくはコレステロール値を下げる効能もあるので動脈硬化・高血圧の予防にもなり、それはつまり 生活習慣病や成人病に効果的であるということだ。
にんにくは体にとてもよいが、気をつけなければいけないのは、アリシンの過剰摂取によって胃粘膜障害を引き起こすおそれがあるということである。にんにくは一気にたくさん摂取するものではなく、毎日少しずつ適度な量を食べることによってにんにくの効果を得ることができる。